Amazonの注文履歴をNotionQAで検索する #Notion
NotionQAで色々試すアドベントカレンダー23日目です。
年末、Amazonのブラックフライデー等でいくつもの買い物を済ませました。結果、何を買ったのか、到着はいつなのか、等把握しきれていないものが多くあります。
Amazonにはそれらを問い合わせるAIチャットボットがないため、代わりにNotionQAで試してみることにしました。
買い物履歴の取得
履歴から一つ一つコピペする手段もありますが、一括で終わらせたいためAmazon注文フィルタを利用します。レビューにて「ビジネスアカウントでは正常に機能しない」との報告もありますが、今回はあくまで個人アカウントでの検証ですので問題視しません。
なお、デジタルデータの購入履歴は、Kindleインディーズのみで且つ金額が全部0円だったため、ノイズとみなして省いています。
注文履歴CSVをダウンロードします。
ダウンロード後、データ整形のため一度SpreadSheetに上げます。行う作業としてはカラム順の入れ替えと、注文日のフォーマット変更です。
3番目にある商品名を1番目に移動させます。
注文日のフォーマットをスラッシュからハイフンに変更します。これでNotionに取り込むと自動で日付プロパティとして判断されるようになります。
Before | After |
---|---|
SpreadSheetからCSVでエクスポートしてNotionにインポートした後、QAの精度を上げるため価格でフィルタを掛けます。これは各注文の決済方法が0円としてレコード化されているためです。
事前にSpreadSheetでフィルタをする手もありますが、QAで決済情報もNotionが扱えるようにしたいため、ビューでフィルタしました。
QAする
複数の購入履歴を使ったQAのポイントは、如何に絞り込みができるか、となります。多数掛かるとAIの処理が正常に終わらない、或いは解答無しとなるためです。
今回は単純に問い合わせるだけでは面白みがないため、他のデータと組み合わせての質問としてみました。
ポイントは「USB-Cに対応しているもの」と限定しているところです。この指定を外すと対象が著しく増えるのか、解が得られなくなります。
あとがき
Amazon購入履歴のAPIは個人が手軽に利用できる類のものではないため、購入・発送メールを元にGAS経由でNotionAPIを通して更新を掛けるか、定期的に拡張で履歴をダウンロードしてインポートによる上書き更新を行う必要があります。
面倒ではありますが、データを紐づけてのQAとしては色々と使い道がありそうです。興味のある方にはおすすめしておきます。